星の金貨〜現代人魚姫物語
『星の金貨』、知っている人も多い95年に放映され、多くの人の涙を誘った、純愛物語です。

のりPこと、酒井法子さんが主演する、薄倖の少女、倉本彩の物語です。

当時、酒井法子さんの、ちょっぴりファンだった、私は毎週欠かさず見ていました。のりPが、泣くたびに、こちらも一緒に泣きづめでした。、、しかし、回が進んでいくほどに、愛を人に与えれば、その何倍もの不幸が襲ってくる、彩のあまりのかわいそうさに9回目くらいでギブアップしてしまいました

結局最後まで、見ずに10年ほどの歳月が流れました。

今回、ひょんなことで、改めて全編を通して見ましたが、当時以上に泣けて泣けて、もう画面が、何回見れなくなって、しまった事でしょう。


ラストで、拓巳が、『100年だけな!』と手話でいうシーンは、テレビドラマ史に残る、最高の名シーンだと思います。

診療所に小走りで、入る、拓巳と彩、そして見上げると、満天の星、、、空から金貨が降ってくるのが、見えるようなラストシーンでした。このラストシーンため『星の金貨』という題をつけたのだ、と思えるほどです。


しかし、名作であれば、あるほど、その人気を狙って、パート2を作る事は、世の常です。そして又パート2が駄作になるのも世の常です。

TVドラマ、映画、自動車、その他もろもろパート2は、駄作だらけです。お金に目がくらんだ、やからがわらわらと集まり、駄作を作り上げます。

自動車等の製品なら、駄作は、前の作品の価値を落としませんが、連作になるドラマでは、被害がひどいです。

前の名作を地に落とす行為です。

私の中では、誰がなんと言おうとも、拓海と彩は北海道で、幸せに暮らしています。後の2作は、存在しません。ラストで、金貨が降ったままです。

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